Q&A


  ■スケール理論の勉強のコツを教えて下さい!
質問:以前ハウリング対策の件ではありがとうございました!
スケール理論がどうやってもなかなか理解できません。何か
いいスケールの教則本がないでしょうか?また押さえておきたい
ポイントやコツなどがあれば教えて欲しいです。あとスケールを
身につけるメリットについても知りたいです。
加茂さんはエフェクターをあまり使わないという事なんですが、
おすすめのマルチエフェクターがあれば教えて欲しいです。
条件としては、できる限り安価でコンパクトで音ヤセが少ない物、
チャンネル切り替えがスムーズである事です。
宜しく御願いします!m(_ _)m(from しんいちさん)

回答:しんいちさん、お久しぶりです!
花粉症は大丈夫でしょうか?僕は死にそうです!
さて、スケールですね?基本的に僕はスケールは小学校の時に
教わっていたエレクトーンの先生から教わったので、本で勉強
したわけではないので、本の情報は残念ながらわからないです。
すみません。。ただ、最近は良い本がたくさんありますから
どの本を買っても良い情報が得られると思いますよ。

基本的に僕の考え方は、
「極力多くのスケールを”メジャースケールからの対比”で考える」
というものです。例えば、ナチュラル・マイナー・スケールを
僕は「平行調のメジャースケール」と考えています。
リディアン・スケールであれば「メジャースケールの4番目の音を
半音上げたスケール」と考えています。
従って練習方法としては「より高いレベルでメジャースケールを
理解し、操れるようにする」事が主なものになります。

メジャースケールはいわゆる「ドレミファソラシド」ですが、
例えば適当に1弦の3フレットを弾いてみてください。これを
「ド」としましょう。ちなみに僕はC=ドとは考えません。
(この辺は話が難しくなりますので省略しますが、「移動ド」という
音楽の考え方をしています。詳細は本などで調べてみてください。)
それでですね、1弦3フレットが「ド」だとしたら、しんいちさんは
ギターを弾かないでも「ラ」がイメージできますか?
頭の中でド・シ・ラと下がって歌ってみてください。次に、その
ご自分の歌った「ラ」と1弦の開放弦が同じ音かどうかチェックして
みてください。1弦3フレットが「ド」なら「ラ」は1弦開放です。
2弦10フレットが「ド」なら「ラ」は2弦7フレットです。
僕の考え方がわかりますか?基本的に僕は音感を重視して音楽を
考えます。つまり「聞こえない音はイメージできない」という事です。

少々強気にロック的に言うと「音楽理論なんてどうでも良い」と
考えているんですよ。僕はオリジナルのメロディーを
「練って作る場合(作曲)」と「瞬間的にひねり出す
場合(インプロヴィゼーション)」の2つの方法で生み出しますが
僕は「何々スケールを使って生み出したホットなメロディー」
なんて意識していないって言いたいんです。頭の中にメロディーが
浮かぶからメロディーが出来るのであって、何々スケールを知ってるから
メロディーが出来るわけではないと思うんですよ。だからあまり理論は
重視していません。ただし、知識として知っておくと他のミュージシャンと
コミュニケーションが出来るじゃないですか?「ドリアンでソロ取るよ」
って言われても即座に意味がわかりますよね?そこで「エッ?」って
言ってたら「この人大丈夫?」って思われるかもしれませんよね?
また、既存の楽曲をコピーして分析する場合にも理論がわかると良いと
思うんです。もう一つ言うと、僕はスケールとコードは一対一対応している
と考えています。コードの音をバラバラに弾く技術(ブロークン・コード)
とスケールは僕にとって密接なものなのです。ですから、スケールを勉強
するにはコードを勉強すると良いと思います。そして、コードの
「テンション」と呼ばれる音を勉強すると良いと思います。それが
スケールにつながっていきます。

ちょっと意味不明なアドバイスになってしまったかもしれませんが、
スケールの勉強には「音感」と「コード(テンション)」を勉強すると
良いかも?っていう意味で解釈してください。また、エフェクターですが
僕はLINE6ってメーカーのものが良いと思います。もしよろしければ
参考にしてみてください!!

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