Q&A


  ■オルタネイトピッキングについて
質問:はじめまして!オルタネイトピッキングに関して悩んでいまして
質問です!手首から先を無理矢理動かすんではなく、カッティングの
ピッキングがとても小さく動いている感覚で弾きましょう。と
おっしゃりましたが、オルタネイトピッキングでもそれは同じなの
でしょうか?手首から先「だけ」を稼動させ細かく動かすっていう
ことが自分はなかなかできなかいので凹み気味なんでして…
あと小指をボディに触れる人と触れない人がいますが、これは
人それぞれってことでいいのですか?僕は触れてますが
「触れないほうが速く弾ける」っていう人の方が多いようなので、
一時期変えようとしましたが…もしお答えいただけると嬉しいです。
長文失礼しました。(from キタロウさん)

回答:はじめまして、キタロウさん!僕のサイトにようこそ!
早速、僕の意見でよろしければ回答したいと思いますが、
オルタネイトピッキングに限らず、ピッキングは全てにおいて
手首のスナップを使って弾いていくほうが良いですが、この
「スナップ」という言葉が曲者でして、スナップと言われた瞬間に
思わず「手首をブリッジから上げてしまって」いませんか?
手首は弦に触れそうな位接近させておいて下さい。この状態で
カッティングを何回も何回も練習します。大体テンポ120〜130で
16ビートの曲が5分間位持続して弾ける、要は普通のポップスの
曲が一曲普通に弾けるようにするまでは頑張ってカッティングの
修行をしなければいけません。そうしないとなかなか単音のソロ
の時に細かい手首のスナップというものをマスターするのは難しい
です。ギターの歴史を振り返っても、ギターというものは元々
伴奏楽器だったので、まずはきちんとコードカッティングが
出来ないとソロを弾く権利(?)すら勝ち取れないのですゾ。

カッティングがもう絶対大丈夫!って所に来たらまずはメジャー
スケール(ドレミファソラシド)をゆっくり弾いてみましょう。
そのときにいきなり1弦〜6弦の往復・・・なんてやるとまた
フォームに悪い癖がついてしまいますので、とりあえず、
「ミ→ファ→ソ→ラ→ソ→ファ」というフレーズを繰り返し
練習してみると良いと思います。これだったら2本の弦で弾けます
から、あんまり弦移動の事を気にしなくても大丈夫ですから!
その時にピッキングはカッティングの気持ちで弾いているんですが、
ものすご〜〜〜〜〜〜〜くピッキングの振幅を小さくして弾かないと
いけませんよ。そうでないと隣の弦に当たってしまいますから。
一本の弦だけで練習すると、腕全体で弾くようなパワーで弾く
フォームになりがちなので、2本の弦をいったりきたりする練習を
すると良いと思いますよ。

また、小指に関しては単音を弾く時はつけておいた方が良いと
僕は思います。但し、ギターに無理矢理くっつけるという感じ
ではなく、「たまたま小指がギターのボディーに触れている」という
感じが良いでしょう。無理矢理くっつけるフォームは右手に力が
入る要因になります。で、小指をつけておくメリットは、
ギタリストは右手を見ないでピッキングしていますから、弦が
飛ぶフレーズ(1弦アップ→4弦ダウン等)を弾く際にミスが出て
しまう可能性が高くなりますが、小指を軽くギターに触れさせて
おくと、「ピックと小指の距離感」で今自分が何弦をピッキング
しているか判断が出来るようになりますので、効果的だと思います。
ご質問の、小指をつけると速く弾けない、という症状は恐らく
小指を無理矢理ギターに触らせているという状態だからだと思われます。
「たまたま触れておく」程度にとどめておくと良いと思いますよ!!

正しいピッキングを身につけるのは音楽の専門学校生等でも半年は
かかります。まずは焦らずにじっくりと楽しみながらやっていくのが
一番の上達の近道ですよ!!頑張ってくださいね。(^^)

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