Q&A


  ■クラシックスタイルの左手親指の位置について
質問:クラシックスタイルのポジションのとき、
(ほかのスタイルの場合も)親指の位置はネックのどの部分に
置けばれいいのでしょうか?また、1〜6弦の上下移動の
とき親指の位置は、動かないほうがいいのですか?手首の
柔軟性の問題もあるかもしれませんが、動いてしまいます。
(from サッカー&格闘技大好きギターキッズさん)

回答:どもども、格闘技大好きキッズさん(^^)
ゴールデンウイークは如何お過ごしですか?僕は風邪が治らな
くて、かなり厳しいです。(>_<)ゴホゴホ・・・

さて、左手の親指の位置については実に様々な場合があります
ので全てのスタイルについて論じるのは複雑になってしまいます
からここではクラシックスタイルのポジションについて、
しかも、格闘技キッズさん(段々省略されてる・・)の場合、
運指練習としてのクラシックスタイルということですよね。
ですから、要は「1〜6弦の5〜8フレットを演奏しながら
上下移動をするときにおける親指の位置」について解れば良い
訳ですよね?

今、僕もギターを手にとってそのフレーズを弾きながら回答を
書いていますが、親指はネックの真中(3弦4弦あたり)から「下」
にあるようにしています。で、フレーズを弾いている間も
親指はあまり動きません。但し、これは運指練習の時だけです。
なぜかと言うと、通常のフレーズの場合、フレーズの締めに
チョーキングやビブラートをかけたりする場合が多いですよね?
そういう場合は、左手がチョーキングフォームに変わりますので
親指がネックの上に出てきます。従って、フレーズを弾いている
間も親指がネックに出やすい位置、クラシックスタイルを使うに
しても極力5、6弦の裏位に親指があるようにしています。
その方がストレッチフレーズも弾きやすく、かつチョーキング
フォームへの親指の移行がスムーズだからです。(勿論、
ワイド・ストレッチフレーズ等を弾く時は極力親指を下にして
人差し指〜小指が十分に開くスペースを作りますが、別に
テクニカルフレーズばかり弾いている訳じゃないんで(笑))

じゃあ、なんでわざわざ運指練習の時は親指を下にして練習するのか
というと、別にそのフレーズはソロの練習ではなく、指の練習
なので、5→6→7→8フレットと弾くのが問題なのではなく、
人差し指〜小指をバラバラに動かせるようにするために練習をしている
のです。例えば、5フレットをバレーしてAadd9コードを押さえる
フォームは初級者の場合、そんな簡単には弾けません。
それは、指がまず分離して動いてくれないからということと、
クラシックスタイルの構えに左手が慣れていなくて力が入ってしまう
からです。ですから、運指練習を十分にしておけば、クラシックスタイル
フィンガリングにも対応が早くなると思います。

しかし、このフレーズばかりやっていても指が動くようになるわけでは
なく、沢山ある練習メニューの中の一つ、であることを覚えておいて
下さい。この手の練習フレーズは100通り以上あります。カッティング、
チョーキング、ビブラート、ハンマリング&プリング等一つ一つの
ギター奏法をマスターする為には運指練習は不可欠です。

但し、運指練習ばかりやっていても、いわゆる練習の為の練習に
なってしまいますので、実践的なフレーズも同時に覚えていく必要があり
ますが、全く準備の無い所に実践的なフレーズを覚えても指が動かなければ
十分にそれを弾きこなすことが出来ませんので、「指の運動フレーズ」と、
「音楽的なフレーズ」をバランス良く学習していくことがギターには重要です。
ところで僕も格闘技かなり好きなんですよ!一緒に格闘技応援しましょう!

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