Q&A


  ■手が痛い時にも練習は続けるべきですか?
質問:加茂さん、はじめまして。
私は20歳でギターを置いてしまいましたが
35歳にして、また友人とバンドをやることになりました。
15年のブランクは相当なもので、まったく弾けず、基礎からと
思い色々な教則本を探している中で加茂さんに出会いました。
この出会いには感謝しています。
このコーナーの回答も本当に丁寧で、温かく見守っていて
くださるアドバイスに感激しました。
そこで図々しくも質問をさせてください。

今、毎日運指の練習を欠かさずに3時間程度行っています。
仕事の兼ね合いで、なかなかまとまって時間が取れず
3時間程度が限界です。(気づくと寝てたりします。)
その練習の中で、手首や指が痛むんです。
1日経てば多少よくなるのですが、弾き始めると痛みます。

練習を1日休むだけで、上達が遅れるとよく耳にするため
(35歳ではありますが)上達したいという気持ちから
練習を休むことができません。
中には、痛い中で練習することで、余計な力が入らない
スタイルが身に付くという本もありました。

加茂さん、実際どうでしょうか?
年齢的な間接の硬さみたいなものもあるのでしょうけど
痛い時は休んだ方がいいのでしょうか?
それとも、少しでも練習は欠かさない方がいいのでしょうか?
ぜひ、ご教授いただけたらと思います。
(from マイケル・はくしょんさん)

回答:マイケル・はくしょんさん、はじめまして。
僕のサイトに来ていただいてありがとうございました。
正直な所、現在の状況は非常に体力的に消耗状態にあり、
このコーナーの持続がどこまで出来るか・・・ということも
考えながらという状況下ではあるのですが、できるところまで
続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
ちなみに、僕はマイケルジャクソンは大好きです(笑)

それで、練習についてですが、以前は自分も手や腰が痛くても
練習を継続するということをやっていたのですが、自分も34歳
になりまして、確実に肉体的な衰え(笑)を感じるようになりました。
20代の時みたいに、何日徹夜しても体の中からパワーが出てくる
感じ、とかそういうのが全くないんですよ。

ですので、今は体の調子が悪い場合は、即休みを取るように
しています。その代わり、マイケルはくしょんさんのおっしゃる
手首や指・・・というのは両手ではないわけですよね?
例えば、左手が痛い・・・という状況だったら、左手の練習は
スパッと辞めちゃって、右手の練習だけに切り替えるとか
そういう工夫をするかもしれません。例えばピッキングをして
いて右手が痛くなった場合、フィンガーピッキングの練習に
切り替えるとか、そういうのもありですよね。

速く弾くだけがギターではないので、色んな練習方法があると
思います。同じ練習を納得するまで続けるというのも良い練習
方法なのですが、肉体的な問題や、それに起因するモチベーションの
低下(やる気はあるんだけど、体が疲れちゃってどうにもならない等)
というのも僕らくらいの年齢にはありますよね?

だから、休み休み続けつつも、ギターに触れる事自体は毎日行う、
みたいな工夫が良いんではないかと思います。
是非是非、頑張ってください!

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